【精索静脈瘤の手術体験談8】術後(2~4日目)|術後の発熱・痛みの経過まとめの続きです。
術後1週間の検査
手術の6日後に傷の経過を見てもらいに病院に出向いた。
手術の後、傷には透明のシールが貼られたのみだった。これも剥がれたら剥がれたままで良いとのことだったが、結局この日まで全く剥がれる気配がなかったのでそのままにしておいた。
診察室に入るといつも通り下着を脱いで下半身丸出しでベッドに寝た。不思議なもので、もう全く抵抗がない。
医者はほんのちょっと傷の様子を見ただけで、「全然問題ないですね。きれいなものです。」と言った。ホッ、経過は順調のようだ。
と、医者がおもむろにベリベリとシールを剥がしたので驚いたが、拍子抜けするほど痛みはなかった。
傷の経過は良好で、消毒も何もせずそのまま帰ればOKとのことだった。
とりあえず、これで手術に関する事柄はいったん片が付いたわけだ。
ちなみに、剃られた毛は1週間経った時点で5㎜ほど伸びており(定規で測った)、もうあまり恥ずかしい状態ではなくなった。
術後2週間で温泉にも入ったが、特に周りの目は気にならなかった。
精子ができるまでには合計で3か月ほどかかるそうなので、それまでに出てくるのは、静脈瘤の影響に晒されてできたヘタレ精子ということになる。
これで妊娠してもわだかまりが残りそうなので、とりあえず3か月間は避妊することにした。
手術の明らかな効果
まだ精液所見が良くなったかどうかわからないが、手術のおかげで明らかに変化したことが2点ある。
1.尿切れがよくなった
恥ずかしい話、私は尿切れがすこぶる悪かった。20代前半からそうなのだ。
よく年を取ると尿切れが悪くなると聞いていたので、てっきり年のせいとばかり思っていたが、今回の手術を終えて見違えるほど尿の切れがよくなった。
精索静脈瘤の症状として尿切れが悪くなるという記述は見たことがないが、私の場合は疑う余地のないほどに改善されたので、静脈瘤が尿道を圧迫していたのだと思う(解剖図をみても、これは十分起こり得そうに思える)。
2.陰嚢が左右対称になり、キュッとしまった
前回の記事でも書いたが、陰嚢の形が明らかに良くなった。
これまでは静脈瘤のあった左側が大きく垂れ下がり、右側もそれに引きずられるように垂れ下がり気味だったため、全体としてだらりと垂れ下がった、くたびれた印象の陰嚢であった。
手術の後は、左側だけでなく、右側の垂れ下がりまでも解消し、全体としてキュッと引き締まった陰嚢になった。これは、まるで10代の時のそれだ。なんだか若返ったような気持ちになる。
こうした目に見えた変化があったので3か月後の精液検査にはどうしても期待してしまう。改善していることを祈るばかりだ。どうか、精液所見が改善していますように…
結果を待つ間に、手術を含むこれまでの全プロセスでかかった費用をまとめたので次の記事で公開します。
手術体験談は【精索静脈瘤の手術体験談10】術後4か月後の精液検査に続きます。
コメント